赤い野菜の栄養・機能性を知って、生活に取り入れてみよう!【ファイトケミカル】
赤い野菜ってたくさんあるけど、栄養や機能性などの特徴を知りたい!
こんなお悩みの方に向けて、今回は赤い野菜の栄養や機能性について詳しく掘り下げてみたいと思います。
トマトを初め、野菜の中には赤く色付いたものがたくさんあります。
その赤い色素にはファイトケミカル(フィトケミカル)といって、抗酸化力のある成分が含まれていて、活性酸素を除去することにより体内の酸化を防ぎ、さまざまな病気のリスクを下げることが期待できます。
赤色野菜のファイトケミカルを知り、是非生活の中に取り入れてみてくださいね!
赤い野菜のファイトケミカル:リコピン
トマト・スイカ など
リコピンは赤いトマトに含まれる色素(カロテノイド)で、高い抗酸化作用があります。
抗酸化作用は、紫外線や精神的ストレスといった生活要因によって生まれる活性酸素を除去してくれる働きがあります。
紫外線などの影響をダイレクトに受けると、肌の赤みや色素沈着によるシミやシワなどの肌トラブルにつながりますので、リコピンの抗酸化作用は老化の予防にも効果が期待できると言えます。
またトマトジュースで有名なカゴメの研究によると、リコピンには善玉コレステロールを増やす効果が期待できることも分かっています。
善玉コレステロールを増やすことで血管に溜ってしまう悪玉コレステロールを改修してくれるので、動脈硬化の予防も期待できます。
トマト=リコピンイメージがありますが、トマトには赤いトマト以外にも
- オレンジ
- 緑
- 黄色
- 茶色
など、様々な色のトマトがあります。
それぞれ含まれている色素に違いがあり、ファイトケミカルも変わってきます。
いろんな色のトマトを食べることでいろんなファイトケミカルを取り入れることができるのも嬉しいですね!
赤い野菜のファイトケミカル:カプサイチン
パプリカ・トウガラシ など
カプサイチンは、赤パプリカやトウガラシに含まれている色素(カロテノイド)です。
辛み成分のカプサイシンとは別モノになります。
βカロテンやビタミンCよりも高い抗酸化力を持っていると言われています。
カプサイチンによって善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを回収することで動脈効果の予防が期待で来たり、血行が促進されて冷え性などの症状が改善されるという効果も期待できます。
トウガラシの場合、辛み成分・カプサイシンの働きにより体温が高くなることで脂肪燃焼や冷えの改善が見込めたり、免疫力や代謝がアップするなどの効果も期待できます。
ダイエット中の食事にパプリカやトウガラシを取り入れるのも良いですね!
赤い野菜のファイトケミカル:ベタシアニン
ビーツ など
ビーツはロシアの郷土料理・ボルシチに使われる赤い野菜として有名です。
このビーツの赤はベタシアニンという色素(ポリフェノール)が含まれています。
こちらも高い抗酸化力があります。
体内の活性酸素の除去により、紫外線によるシミやシワを防ぎ、アンチエイジング効果が期待できます。
ベタシアニンの色素は服につくとなかなか落ちないので、調理する際はエプロンをするなど注意が必要です。
手も赤く染まりますが、レモン汁で洗うと取れやすいそうです。
ちなみにベタシアニンを多く含むビーツには「硝酸イオン」も含まれています。
「硝酸イオン」は口から体内に入ることで「一酸化窒素(NO)」に変換され、血管を拡張する働きをします。
血管が拡張されると、酸素がたくさん運ばれることにつながるので、運動のパフォーマンスをあげる効果も期待できるんです。
私は筋トレ中はよく酸欠になるので「NOサプリ」を飲むと、酸欠を感じにくくなることを実感しています。
食べ物から得られるのはとっても嬉しいですね!
まとめ
今回は赤い野菜の栄養や機能性について詳しく掘り下げて見ました。
- リコピン
- カプサイチン
- ベタシアニン
それぞれに高い抗酸化作用を持ち、身体の酸化の原因となる活性酸素を除去してくれるので、老化や動脈硬化を防いでくれることが期待できます。
免疫力のアップにもつながるので生活習慣病などが気になる方にもおすすめの野菜たちです。
赤色野菜を生活の中に取り入れて、より美味しく健康な生活を送っていきませんか?