【家庭菜園】ミニトマトの誘引とは？初心者向けに詳しく解説！

ミニトマトを家庭菜園で育てると、茎がどんどん伸びて支えがないと倒れてしまうことがあります。

そんなときに重要なのが「誘引」という作業です。

誘引を適切に行うことで、ミニトマトがまっすぐ成長し、風や雨によるダメージを防ぐことができます。

また、実がついた後の重みに耐えやすくなるため、病気や折れを防ぐメリットも。

本記事では、ミニトマトの誘引の基本的なやり方とそのメリットを、家庭菜園初心者にも分かりやすく解説します。

ミニトマトの誘引とは？

ミニトマトの誘引とは、茎や枝を支柱やネットに固定して成長をサポートする作業です。

この作業を行うことで、以下のようなメリットがあります。

ミニトマトは茎が長く伸びる植物なので、適切な誘引を行わないと茎が倒れて折れたり、地面についた実が腐ってしまうこともあります。

そのため、家庭菜園では支柱やネットを活用した誘引が必須になります。

誘引を行うメリット

誘引を行うことによって下記のようなメリットがあります。

一つずつ見ていきましょう！

① 風や雨によるダメージを軽減

ミニトマトは風や雨に弱く、支えなしでは簡単に倒れてしまいます。

しっかりと支柱に誘引することで、強風にも耐えられる丈夫な株を作ることができます。

② 実の重さによる茎の折れを防ぐ

トマトは実が成長するにつれて重くなり、特にたくさん実がなるミニトマトは茎が折れやすくなります。

誘引を行えば、枝に均等に負荷がかかるため、茎が折れるリスクを減らせます。

③ 日当たりや風通しを良くして病気を防ぐ

地面に茎や葉が広がると、湿気がこもりやすくなり、病害虫が発生しやすくなります。

誘引をして上へ伸ばすことで、風通しが良くなり、病気の予防にもつながります。

ミニトマトの誘引のやり方

誘引のやり方はいくつかありますが、ここでは

を紹介します。

支柱を使った方法

初心者でも簡単にできるのが、支柱を使った誘引です。以下の手順で行います。

1. 支柱を立てる
   植え付け後すぐに、ミニトマトの根元に支柱を立てます。高さは150～180cmのものがおすすめです。
   
2. 成長に合わせて茎を固定する
   茎が伸びてきたら、麻ひもやビニール紐を使って、8の字に結びながら固定します。直接茎を縛ると傷つくので、ゆとりを持たせて結びましょう。
   
3. 成長するたびに追加で誘引する
   2週間に1回程度のペースで、伸びた茎を新しく固定し、バランスよく支えるようにします。
   

ネットを使った方法

支柱よりも強度が高く、複数株をまとめて育てるときに便利なのがネットを使った方法です。

1. ネットを張る
   支柱を2本立て、その間にネットを張ります。ネットの目は10～15cm程度が理想的です。
   
2. 茎をネットに絡ませる
   成長するにつれて、茎をネットに沿わせながら軽く結んで誘引します。ネットを使うことで、枝が広がらずスッキリまとまります。
   
3. 側枝（わき芽）も適度に誘引する
   枝が広がりすぎないように、主要な茎を中心にネットに絡ませるように誘引しましょう。
   

誘引時の注意点

誘引をする際に気を付けておいた方が良いことをまとめておきます。

① 茎を締め付けすぎない

結びつける際に紐をきつくしすぎると、茎が締め付けられ、養分の流れが悪くなります。

8の字結びをして、少し余裕を持たせるようにしましょう。

② こまめに調整する

トマトの茎は成長が早いため、一度誘引したからといってそのままにしておくと、成長に合わせて適切な位置で支えられなくなることがあります。

2週間に1回程度、誘引を追加していくのが理想的です。

③ 支柱やネットの強度を確認

強風で倒れたり、支柱がぐらつくと意味がありません。

しっかりと固定し、強度を確保することも大切です。

まとめ

ミニトマトの誘引は、茎を支柱やネットに固定することで、成長をサポートする重要な作業です。

誘引を適切に行うことで、風や雨によるダメージを防ぎ、実の重さによる茎の折れを防ぐことができます。

また、日当たりや風通しを良くして病気の発生を抑える効果も期待できます。

支柱やネットを使った誘引方法を実践し、丈夫で健康なミニトマトを育てましょう！