【家庭菜園】トマトの剪定方法まとめ!初心者さんも取り組んでみて!

【家庭菜園】トマトの剪定方法まとめ!初心者さんも取り組んでみて!

家庭菜園初心者さん

トマトの剪定ってどうしたらいいの?

山藏スタッフ

いろいろなパターンがありますよ!

剪定はトマトを健康に育てて、たくさんの実を収穫するためにとても大切な作業です。

剪定とは、余分な枝や葉、芽を取り除いてあげること

これを適切に行うことで、栄養が分散せずにしっかり実に届き、おいしいトマトに育ちやすくなります。

また、風通し日当たりもよくなり、病害虫の被害を防ぐことにもつながるんですよ。

剪定にはいくつか種類があるので、この記事ではその基本となる「芽かき」「摘芯」「摘葉」「摘果」について、それぞれの役割ややり方、やらなかった場合のリスクなどを初心者さんにもわかりやすく解説していきます。

目次

芽かき:わき芽はこまめに取り除こう

わき芽

芽かきは、トマト栽培のなかでもとくに重要な作業のひとつ。

主枝と葉の付け根の間に出てくる「わき芽」を取り除くことで、栄養が分散するのを防ぎます。

このわき芽をそのままにしておくと、葉や茎ばかりが育ってしまい、肝心の実がつきにくくなることも。

わき芽は放っておくと意外と早く大きくなってしまうので、週に1〜2回のペースでチェックし、2〜3cmくらいのうちに手でつまんで取り除きましょう。

山藏スタッフ

小さいうちなら指でも簡単にちぎれますよ。

取りすぎはよくありませんが、基本的には主枝1本に栄養を集中させるのがミニトマト栽培のコツ。

芽かきをこまめに行えば、風通しも良くなって病気の予防にもつながります。見た目にもスッキリして、育てやすくなりますよ。

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摘芯:成長を止めて実つきを良くする

伸び続けるミニトマト

摘芯(てきしん)は、トマトの成長をコントロールするための大切な作業です。

具体的には、主枝や側枝の先端を切り取って、これ以上背が伸びないようにすることをいいます。

トマトは放っておくとどんどん上に伸びていきますが、あまりにも伸びすぎると栄養が分散して実の数が減ったり、上の方しか実がつかなくなったりするんです。

目安としては、花房が6~7段ついた頃が摘芯のタイミング。

主枝の先端をパチンとハサミで切ることで、栄養が葉や茎ではなく実に集中し、収穫しやすいサイズにトマトが揃いやすくなります。

最初はちょっと勇気がいりますが、実の付きが悪いと感じたときにも効果的な方法なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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摘葉:風通しと日当たりを良くするポイント

摘葉(てきよう)は、その名の通り葉を取り除く作業です。

目的は主に「風通し」と「日当たり」の改善。

特に梅雨の時期などは湿気がこもりやすく、葉が茂りすぎてしまうと病気の原因にもなります。

また、実のまわりが葉に隠れてしまうと光合成がしづらく、色づきにも影響が出てしまうんです。

摘葉のタイミングとしては、下の方の古い葉黄色くなった葉を目安に、実の下にある葉から順に取り除くと良いでしょう。

ただし、一度にたくさん取ってしまうと植物が弱ってしまうので、1回に3枚くらいまでを目安に。

実の生長を助け、病気予防にもなるので、葉の様子を見ながらやさしく整えてあげましょう。

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摘果:必要に応じて実の数を調整

ミニトマト

摘果(てきか)は、できすぎた実を間引いて数を調整する作業です。

家庭菜園初心者さん

せっかく実がついたのに、わざわざ減らすの?

と思うかもしれませんが、実の数が多すぎると1つひとつのトマトに届く栄養が減ってしまい、小粒で味も薄くなってしまうことがあるんです。

山藏スタッフ

とくにプランター栽培や栄養が少ない土で育てている場合には、全ての実を育てるのは難しいことも。

そんなときには、元気のない実や形の悪いもの、小さい実などを間引いてあげることで、残ったトマトにしっかり栄養が行き渡り、おいしく育ちやすくなります。

必ずしも毎回必要な作業ではありませんが、様子を見て必要だと感じたときに取り入れてみましょう。

よくある疑問

芽かきはどのくらいの頻度で行えばいいですか?

週に1〜2回、成長の様子を見ながら行うのがおすすめです。

わき芽はすぐ伸びるので、2〜3cmのうちに摘むのが理想です。

摘芯しないとどうなりますか?

摘芯をしないと上にどんどん伸び続け、実の数が減ったり、養分が分散して実が小さくなったりします。

収穫や管理もしづらくなります。

摘葉で葉を取りすぎるとどうなりますか?

葉は光合成に必要なので、取りすぎると株が弱ります。

黄色くなった古い葉を中心に、1回に3枚までを目安に取りましょう。

まとめ

トマトを元気に、美味しく育てるためには、適切な剪定がとても大切です。

剪定にはいくつかの種類があり、それぞれに役割と目的があります。

家庭菜園初心者さんでも、基本を押さえておけば難しくありません。

以下のポイントを意識してお世話していきましょう。

  • 芽かき
     わき芽を摘むことで栄養を主枝に集中させ、全体のバランスを整えます。
  • 摘芯
     伸びすぎた茎の先端をカットして、実にしっかりと栄養を送れるようにします。
  • 摘葉
     古くなった葉や重なり合った葉を取り除くことで、風通しや日当たりが良くなり病気を防ぎます。
  • 摘果
     一つの房につく実の数を減らすことで、残った実が甘く育ちやすくなります。

どの作業も「適度」がポイントです。やりすぎると逆効果になることもあるので、日々の観察を大切にして、トマトの状態に合わせたケアを心がけてくださいね。

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この記事を書いた人

山藏農園は、飛騨高山の冷涼な環境で有機栽培トマトをはじめとする各種有機野菜を栽培・販売する農園です。
有機野菜を使った加工品の企画・販売も行っています。
安心・安全、美味しい有機農産物の生産を心がけ、さらには高機能性や食卓に彩りを添えるお手伝いの出来る農園を目指しています。

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