【家庭菜園】ミニトマトの皮が硬い!原因と対策・固くなってしまったミニトマトの食べ方も紹介
家庭菜園でミニトマトを栽培して収穫しましたが、食べてみると皮がとても硬いんです…!育て方がおかしいのでしょうか?
こんなお悩みの方に向けて、今回は家庭菜園で作るミニトマトの皮が硬くなってしまう原因と対策をお伝えします。
また皮が硬いまま収穫してしまったミニトマトの美味しい食べ方も紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね!
皮が硬くなる原因
ミニトマトの皮が硬くなる原因としては主に下記のものが挙げられます。
- 皮の硬い品種を栽培している
- 水が足りていない
- 肥料のバランスが悪い
- 日に当たり過ぎている
一つずつみていきましょう。
皮の硬い品種
そもそもミニトマトには
- 皮の薄い品種
- 皮の硬い品種
があります。
家庭菜園用によく売られているミニトマトは比較的皮の硬い品種が多いです。
なぜならプランターや路地栽培でも裂果せずに収穫できるようにするためです。
トマトの皮が柔らかい(薄い)と雨などで身が割れてしまう「裂果」が起こる場合があります。
農家が作っているトマトはハウス栽培のため、雨が当たる心配がなく水の量をしっかり管理できるので皮が柔らかい品種を栽培することができますが、家庭菜園だとそこまで徹底して水の量などを管理するのが難しいですよね。
雨が降ったりすると、トマトが得る水分量も思っていたよりも多くなったりします。
そんな家庭菜園の環境下でも、実をつけ収穫まで裂果しないように、比較的皮の硬い(厚い)トマトが販売されていたりします。
水が足りていない
「甘いトマトを作るためには水を与えすぎないこと」と言う情報を聞いたことがありませんか?
トマトの家庭菜園をしていると必ずと言っていいほど目にする情報ではないでしょうか。
確かに水を与える量を少なめにすることでトマトの身が甘くなることがあります。が、皮は硬くなってしまいます。
肥料のバランスが悪い
ミニトマト栽培を進めていく中で、土の中にある肥料が不足してくるタイミングがあります。
いわゆる肥料切れです。
植物は光合成で栄養を作り出しますが、土の中から吸収する栄養もとても大切。
肥料が切れてくると栄養が偏ってしまい、実にも影響します。
日に当たりすぎている
トマトは日差しを好む陽性植物ですが、あまりにもカンカン照に晒され続けると、その身を守るために実を硬くしてしまいます。
特にトマトの旬となる夏場の時期は日差しが強いので、晴れの日が続く場合は注意が必要です。
ミニトマトの皮を柔らかくする対策
ミニトマトの皮が硬くなる原因がわかったら、その対策を講じていきましょう。
主な対策は下記のようなものがあります。
- 皮の薄い品種を栽培する
- 水やりを適正に行う
- リン酸系の追肥を与える
- 適度な葉てきorプランター移動
皮の薄い品種を栽培する
家庭菜園用に販売されているミニトマトの種子や苗の中にも、皮の柔らかな品種もあります。
購入時の参考にしてみてください。
皮の柔らかないミニトマトの品種の例
- プチぷよ
- ピンキー
- あまぷる
- ぷるるん
- キラーズ
ただ、皮が柔らかいと言うことは裂果しやすいと言うことにもなりますので、水やりや雨などにも気を配りつつ栽培していきましょう。
水やりを適正に行う
あえて水を与えないように栽培していたのであれば、しっかり水やりをしてみてください。
プランター栽培は特に土が乾燥しやすいので1日一回水やりをするようにしてみる、などから始めると良いかと思います。
もちろん水のやり過ぎは、裂果の原因にもなりますし、トマトの味も薄くなる可能性があるので、目一杯与えれば良いと言うわけではないですが、ご自身の栽培環境に適した水やりを調整しながら探してみてくださいね。
追肥を与える
使用している肥料のバランスを確認して、追肥してみましょう。
特にリン酸は花や実、根を作る肥料と言われていますので、追肥にリン酸系の肥料を使う方も多いです。
ただし、ご自身の畑の土の状態をなどをしっかり確認して必要量を正確に施肥しないと、今度はリン酸過剰でよくなのでご注意ください。
ホームセンターなどにはトマト専用の追肥も販売されていたりするので、そちらを使ってみるのもありですね
適度な葉てき・プランター移動
強い日差しが当たりすぎて皮が硬くなることがあるので、あまりにも日当たりが良い場合は葉てきの際に、実の上側にあるはを数枚残しておくなどの対策をすると良いでしょう。
葉が残っていると程よく日差しを遮ってくれますし、日が傾けばしっかり直射日光も当たるのでミニトマトの日照時間も確保することも可能です。
またプランターで栽培している場合は、時間をみてプランターを移動するものありです。
1日中カンカン照の場所だと日にあたっている時間が長すぎる場合もあるので、木陰に移動するなどの対策をしてみましょう。
固くなってしまったミニトマトの食べ方
硬くなったトマトでも美味しく食べられますか?
食べられます!
皮が硬くなってしまったのなら、皮を剥いて食べるのがおすすめです。
トマトの皮は意外と簡単に剥くことができるので美味しくいただきましょう!
ミニトマトの皮の剥き方
- 爪楊枝などで穴をあけてから、沸騰したお湯に10秒ほど入れる
- お湯から出したらすぐに冷水や氷水で冷やす
- 手でスルッと皮が剥けるようになります。
水やりを少なめにしていたトマトは確かに甘くなりますが皮が硬くなるので、湯むきで剥いて食べるのがおすすめです。
サラダやマリネにして食べると美味しいですよ!
まとめ
今回はミニトマトの皮が硬くなる原因と対策・美味しい食べ方について紹介しました。
- 皮の硬い品種
- 水が足りていない
- 肥料のバランスが悪い
- 日に当たりすぎている
- 皮の薄い品種を栽培する
- 水やりを適正に行う
- リン酸系の追肥を与える
- 適度な葉てきorプランター移動
品種よってミニトマトの個性も違いますし、栽培環境によっても仕上がりは変わってきます。
お自身の環境でどんな栽培方法ができるか、それによってどんなミニトマトが育つのかを楽しみにながら挑戦してみてください!
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