家庭菜園のミニトマトのわき芽かき｜育て方のコツを徹底解説

ミニトマトを育てる際、「わき芽かき」という作業が必要なのをご存じでしょうか？

わき芽を放置すると、栄養が分散されてしまい、実が小さくなったり収穫量が減ったりすることがあります。

しかし、

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、わき芽かきの重要性や具体的な方法、適切なタイミングについて詳しく解説します。

わき芽とは？

わき芽とは『ミニトマトの「茎」と「葉の付け根」の間から新しく伸びてくる芽』のことを指します。

このわき芽は、そのまま成長すると新たな枝となり、葉や花をつけることができます。

しかし、無計画にわき芽を伸ばしてしまうと、栄養が分散されてしまい、肝心の実がつきにくくなってしまいます。

ミニトマトは限られた栄養をどこに優先的に使うかが成長を左右するため、わき芽かきを適切に行うことで、実にしっかりと栄養を送ることができます。

なぜわき芽を取る必要があるのか？

わき芽をそのままにしておくと、ミニトマトの生育に下記のようなの悪影響を及ぼします。

一つずつ見てみてましょう。

栄養の分散

トマトの株全体に十分な養分が行き渡らず、実が小さくなったり、味が薄くなったりすることがあります。

特に、最初の果房（最初に実がつく部分）に十分な栄養を送るためには、余分なわき芽を摘み取ることが重要です。

風通しの悪化

わき芽が伸び放題になると、葉が密集して風通しが悪くなります。

その結果、病気（うどんこ病・灰色かび病など）の発生リスクが高まり、害虫が発生しやすくなります。

管理が難しくなる

わき芽が増えすぎると、トマトの枝が広がりすぎて収穫がしづらくなります。

また、支柱を立てて管理する際にも、枝が多すぎると整理が難しくなり、収穫効率が悪くなることがあります。

いつわき芽を摘むべきか？

わき芽を摘む適切なタイミングは、芽が3～5cm程度に成長したときです。

小さすぎると見落としてしまい、大きくなりすぎると摘み取った際にトマトの株に負担がかかるため、適切なサイズを見極めることが重要です。

おすすめの時期

特に、最初の花が咲く頃から果実が付き始める時期は、わき芽が勢いよく成長するため、こまめに手入れをすることが大切です。

わき芽の取り方｜初心者でも簡単にできる方法

初心者の方でもわき芽かきに取り組めるように、具体的なやり方を紹介します！

手で摘む方法

手でわき芽を摘む方法は、初心者でも簡単にできる方法です。

親指と人差し指でわき芽の根元をつまみ、軽くひねるようにすると簡単に取ることができます。

ハサミを使う方法

すでにわき芽が大きく成長してしまっている場合は、清潔な園芸用ハサミを使いましょう。

消毒済みのハサミでカットすることで、切り口から病気が入り込むのを防ぐことができます。

摘み取る際の注意点

• 晴れた日の午前中に行う（傷口が乾きやすく、病気になりにくい）
• 切り口が大きくならないようにする（大きく取ると株が弱る）
• 根元ギリギリでカットせず、少し残す（完全に切ると傷が広がる）

わき芽を育てる方法もある？

実は、わき芽をすべて取り除くのではなく、一部を育ててサブの主枝とする方法もあります。

例）2本仕立ての場合

こうすることで、収穫量を増やすことが可能になります。

ただし、栄養が分散するため、しっかりと追肥を行うことが必要です。

まとめ

ミニトマトの栽培において、わき芽かきはとても重要な作業です。

余分なわき芽を取り除くことで、実に十分な栄養が行き渡り、大きく甘いミニトマトを収穫することができます。

特に、最初の花が咲く頃から継続的にチェックし、小さなわき芽のうちに摘むことがポイントです。

また、一部のわき芽を育てる「2本仕立て」などの方法もあり、栽培の目的に応じて活用するのも良いでしょう。

適切なわき芽かきを行い、美味しいミニトマトをたくさん育ててください。