トマトジュースは和食とも相性抜群！味噌汁・煮物・漬物まで“和の食卓”に合う理由

トマトジュースと聞くと、パスタやピザ、スープなど「洋食」のイメージが強いかもしれません。

「和食にはお茶やお味噌汁でしょ？」と思っている方も多いはずです。

トマトに含まれるうま味成分と、味噌・しょうゆ・だし・漬物など、日本の家庭料理に使われるうま味が重なって、驚くほど自然に食卓になじんでくれます。

• 朝の焼き魚定食と一緒に
• 肉じゃがや煮物と一緒に
• 漬物や揚げ物の横に

赤い一杯をそっと置いてみる。

そんな「トマトジュース×和食」の組み合わせを知っておくと、いつものごはんでビタミンやリコピンなどを取り入れやすくなり、栄養バランスを整えるサポートにもつながります。

ここでは、

を、料理目線でじっくりご紹介します。

トマトジュースはなぜ和食と相性がいいのか

和食の“うま味”とトマトのグルタミン酸が相乗効果に

和食のおいしさを支えているのは、「だし」と「発酵調味料」のうま味です。

これらには、アミノ酸由来のうま味がたっぷり含まれています。

一方、トマトにも「グルタミン酸」といううま味成分が多く含まれています。

このグルタミン酸は、だしのうま味と重なり合うことで、味に深みを与えてくれると言われています。

そのため、

• 味噌汁に少しトマトジュースを加える
• 煮物の煮汁の一部をトマトジュースにする

といった使い方をすると、和食でありながらコクが増し、「なんだかお店の味みたい」と感じることもあります。

後味をさっぱり整えてくれる

トマトジュースには、ほどよい酸味があります。

この酸味が、揚げ物や照り焼き、脂の多い焼き魚などの後味をさっぱりさせてくれる役割をしてくれます。

こういったおかずと一緒にトマトジュースを飲むと、口の中が一度リセットされて、次のひとくちがまたおいしく感じられる場合があります。

お茶や水もさっぱりしますが、トマトジュースならビタミンCやカリウム、リコピンなども一緒に摂れるので、和食の栄養バランスを整える一杯として取り入れやすいですね。

ビタミン・ミネラルを補いやすい

和食は、魚・大豆製品・野菜・海藻などを使った料理が多く、全体としてとてもヘルシーです。

そこにトマトジュースをプラスすると、不足しがちなビタミンCやリコピンなどを補いやすくなると言われています。

特に、

といった取り入れ方をすると、日々の食事の中で自然に栄養バランスを意識しやすくなります。

トマトジュース×味噌汁の新しいおいしさ

味噌汁に少し加えるだけでうま味が深まる

一番簡単な取り入れ方が、「味噌汁＋トマトジュース」です。

たとえば、

これだけで、ほんのりトマトの香りが加わり、コクのある味噌汁になります。

特に相性の良い具材は、

など、甘みや食感が楽しめる野菜・大豆類。

トマトの酸味が味噌の塩味と甘みを引き立ててくれるので、「いつもの味噌汁にちょっと飽きてきたな」という時にぴったりです。

洋風具材で“トマト味噌スープ”に

味噌汁を少し洋風寄りにアレンジすることもできます。

おすすめの具材は、

だし＋トマトジュースで煮てから味噌を溶き入れると、「ミネストローネ」と「味噌汁」の間のような、やさしい和洋折衷スープになります。

パンにもご飯にも合うので、朝食や簡単なランチに取り入れやすい一品です。

煮物に使うと味がまとまる！

肉じゃが×トマトジュース

肉じゃがの煮汁の一部を、トマトジュースに置き換えるだけでも印象が変わります。

作り方は簡単。肉じゃがを煮込む際に使用する「お水」をトマトジュースに変えるだけ！

トマトの酸味が入ることで、

といった変化が期待できます。

見た目もほんのり赤くなって、「いつもの肉じゃがだけど、少しおしゃれ」な雰囲気になります。

魚の煮物や手羽元の煮込みにも

ぶり大根やサバの煮付けなど、魚の煮物にほんの少しトマトジュースを加えると、魚特有のにおいが和らぎ、うま味が増したように感じることがあります。

また、手羽元や手羽先の煮込みにトマトジュースを加えると、

など、ご飯に合う“和風トマト煮”が作れます。

煮物にトマトジュースを使う時は、最初からたくさん入れすぎず、全体の水分の2〜3割くらいにとどめると、和食の雰囲気を残しつつ、ほどよいトマト感に仕上がります。

漬物・焼き魚・揚げ物との相性

漬物の塩気とトマトの酸味が好バランス

たくあん、きゅうりの浅漬け、ぬか漬けなど、漬物は塩分がしっかり効いているものが多いですよね。

トマトジュースを一緒に飲むと、漬物の塩気とトマトの酸味がバランスよく合わさり、口の中がすっきり整う感じがあります。

そこにトマトジュースを足せば、ビタミンCやリコピンなどを補うドリンクとしても活躍してくれます。

朝ごはんの

 に、トマトジュースを一杯足すだけでも、色どりも栄養バランスもグッと豊かになります。

焼き魚×トマトジュースは朝食に最適

焼き魚とトマトジュースの組み合わせは、朝に特におすすめです。

こうした魚は脂も乗っていてとてもおいしいですが、脂が気になる方もいるかもしれません。

トマトジュースの酸味がその脂っこさをやわらげ、
「しっかり食べたのに、後味は意外と軽い」という感覚につながる場合があります。

魚からはDHA・EPAなどの脂質、トマトジュースからはビタミンCやリコピンなどが摂れるので、
“日本の朝食＋赤い一杯”という組み合わせは、毎日の習慣としても取り入れやすいです。

揚げ物の“油っぽさ”をリセット

天ぷらや唐揚げ、とんかつなど、揚げ物はどうしても油が重く感じることがありますよね。

こうしたメニューにトマトジュースを合わせると、口の中の油分がさっぱりして、次のひとくちにまた食欲が戻ることもあります。

脂っこいおかずと一緒に甘いジュースを飲むよりも、トマトジュースのような酸味のある飲み物の方が、全体のバランスをとりやすい、という考え方もできますね。

和食と合わせてトマトジュースを楽しむときのポイント

無塩タイプの方が使いやすい

和食はもともとしょうゆ・味噌・漬物など塩分を含むものが多いため、トマトジュースは無塩タイプを選ぶとバランスが取りやすくなります。

いずれの場合も、塩分を自分で調整しやすいので、和食に合わせるなら無塩タイプがおすすめです。

温めると味噌汁や煮物との調和がさらに良くなる

トマトジュースは冷たいままでももちろんおいしいですが、和食と合わせるなら“少し温めて”飲むのも良い方法です。

に、温かいトマトジュースを合わせると、体も温まりやすく、味のなじみも良く感じられます。

電子レンジで軽く温めて、

といったアレンジをすると、和食にもよく合う、落ち着いた風味になります。

朝・昼・夜のおすすめシーン

和食のシーンごとに“赤い一杯”の役割を決めておくと、毎日取り入れやすくなります。

まとめ

トマトジュースは洋食だけのものではなく、味噌汁・煮物・漬物・焼き魚・揚げ物といった和食とも、とても相性の良い飲み物です。

• トマトのグルタミン酸とうま味調味料（だし・味噌・しょうゆなど）がよく合う
• 脂の多いおかずや塩気の強い料理の後味をさっぱり整えてくれる
• 和食で不足しがちなビタミンCやリコピンなどを補いやすい

といったメリットが期待できます。

毎日の食卓で、緑茶やお水の代わりに、時々トマトジュースを並べてみる。味噌汁や煮物に、少しだけトマトジュースを加えてみる。

そんな小さな工夫から、「和食×トマトジュース」の新しい楽しみ方を取り入れてみてください。

山藏農園のトマトジュースは、完熟トマトのうま味がしっかり感じられつつ、和食にもなじみやすいすっきりとした後味が特徴です。

いつもの日本のごはんに、赤い一杯をそっと添えてみませんか？