もち麦はガスが溜る?おならが止まらなくなったときの対処法
もち麦を食べ始めてから、お腹にガスがたまる感じがする…!おならを我慢するのがしんどい!
こんなお悩みの方に、今回はもち麦を食べてお腹にガスがたまる原因と対策などを紹介していきます。
体のためにもち麦を食べているけど、おならがいっぱい出るようになってしまうのはストレスに感じてしまう方もいる様です。
しかし、もち麦を食べたことによるガス・おならの発生をきちんと理解しておくことで、対策も考えていくことができます。
もち麦を食べてガスが溜るメカニズムとうまく付き合いながら、食生活を見ていきましょう!
もち麦を食べるとガスは溜る?おならが止まらない原因とは
もち麦を食べるとお腹にガスが溜りおならが出てしまう原因は、食物繊維にあります。
え、もち麦の食物繊維って身体に良いんじゃないの?
もちろん食物繊維は身体によい働きをするといわれています。が、摂り過ぎは禁物です。
もち麦は食物繊維が豊富で、特に水溶性の食物繊維が多く含まれています。
これは健康に良い反面、腸内での発酵が原因でおならが発生することがあります。
もち麦の食物繊維は腸内の善玉菌によって分解・発酵され、そのプロセスでガスが発生します。
これがおならの主な原因です。
もち麦に含まれるβ-グルカンと言われる食物繊維は健康効果も期待されている食物繊維です。
ですが、食物繊維の中にはβ-グルカンだけでなく他の種類のものも含まれています。
中でもガスの発生やおならの原因になりやすいと言われているのが
- 難消化性デキストリン
- フルクタン
などの食物繊維です。
難消化性デキストリンは腸内での分解が難しく大腸まで届きます。
大腸で腸内細菌により発酵されてガスが発生する可能性があるんですね。
またフルクタンも腸内で発酵しガスを発生させる可能性があります。
特に一度に大量に摂取した際に腸内の善玉菌が増殖する過程でおならが増えることがあります。
もち麦を食べておならが止まらない時の対処法
では、もち麦を食べてガスが溜りおならが止まらなくならないためにはどうすれば良いでしょうか。
ポイントは3点あります。
- もち麦の摂取量を徐々に増やす
- もち麦の摂取量を適量にする
- ガスの原因を減らす調理をする
一つずつ見ていきましょう。
もち麦の摂取量を徐々に増やす
食物繊維は腸の健康に不可欠ですが、急激な増加は腸内のバランスを乱す可能性があります。
もち麦を摂取する際は、徐々に量を増やして腸内環境に慣らすことが大切です。
初めのうちは大さじ1杯程度の少量のもち麦を白米に混ぜたり、サラダやスープに入れたりして少しの量から食べていきましょう。
もち麦に慣れてきたら、大さじ1杯→大さじ2杯→大さじ3杯と段階を踏んで増やしていきましょう。
また、十分な水分摂取も合わせて行い、消化のサポートもしていきましょう。
もち麦の摂取量を適量にする
食物繊維に含まれる難消化性デキストリンが原因でガスが発生しておならが出る場合は、適切な量を摂取することでその影響を軽減することができます。
またフルクタンも一度に大量に摂取すると腸内の善玉菌が増殖しておならが増えしてしまう可能性が上がります。
なので、もち麦を食べる量にも注意しましょう。
もち麦の一日の摂取目安を約50gとし、一度にすべて食べてしまわないように朝昼晩などの食事に分けて少しずつ食べるようにすることで、ガスの発生を抑えることができます。
ガスの原因を減らす調理をする
フルクタンは水に溶けやすく、水にさらすことで一部が抜け出します。
この特性を活かして、炊飯前に浸水時間を設けるのもよいです。
もち麦は炊飯前に吸水しなくても食べることができますが、浸水時間を設けることでフルクタンを出し、水分を含ませることでもちもち感がありつつも腸内でガスが発生しづらいもち麦になる可能性があります。
もちろん、個々の体質や健康状態によっても反応が異なるため、自分に合った摂取量や摂取方法を見つけることが大切になってきます。
もち麦で下痢や便秘、お腹がゴロゴロする人も
もち麦を食べると、便秘や下痢・お腹がゴロゴロするといった不快感を感じる方もいます。
これらも個人差はありますが、食物繊維が起因していると考えられます。
食物繊維の摂り過ぎや不足などで便秘や下痢に、うまく消化が出来ないことでお腹がゴロゴロすることがあるんですね。
なので対策としてはおなら対策と同様ですが、自分に合った量を適量分割して食べるのが有効です。
消化を促進するにはしっかりと水分補給することと適度な運動も大切です。
まとめ
今回はもち麦を食べてお腹にガスがたまる原因と対策などを紹介しました。
- もち麦を食べてお腹にガスが溜る・おならがでるのは、食物繊維が原因
- 難消化性デキストリンやフルクタンなどの食物繊維も起因している
- もち麦の摂取量を徐々に増やす
- もち麦の摂取量を適量にする(一日約50g)
- 炊飯前に浸水時間を設けるなど、ガスの原因を減らす調理をする
- 食物繊維の不足・摂りすぎ・うまく消化が出来てないために便秘・下痢・お腹がゴロゴロしている可能性がある
- おなら対策と同様、自分に合った量を適量分割して食べるのが有効
- 消化を促進するためには水分補給と適度な運動も大切
もち麦を食べておならが出る主な原因に加えて、下痢や便秘、お腹のゴロゴロの原因と対策を考えることで、もち麦の健康効果を最大限に引き出しつつ、個々の体質や健康状態に合った摂取方法を見つけることが重要です。
バランスの取れた食生活を心掛け、適切な量を摂ることで、健康な腸内環境を維持しましょう!