【家庭菜園】水やりのコツ!NG行為やプランター・露地・マルチ栽培ごとのポイントも紹介

NG行為やプランター・露地・マルチ栽培ごとのポイントも紹介
家庭菜園初心者さん

家庭菜園を始めたけど、水やりってどんな感じでやればいいんだろう?

水やり三年」という言葉があります。

水やりをマスターするには、3年くらいかかる、それくらい難しいことなんだよ、という意味です。

一見簡単そうに見える水やりですが、実はものすごく奥が深いんです。

  • 作物の状態
  • 土の状態
  • 気候・気温の変化
  • 水の量
  • 水やりの頻度

他にも様々なことに気を使いながら行います。

この記事では、家庭菜園初心者さんが水やりに取り組みやすいようにコツやポイントなどを紹介していきます。

是非参考にしてみてください。

目次

家庭菜園での水やり、NG行為!

まずはやらない方が良い水やりの仕方について紹介します。

家庭菜園はご自身の畑ですから基本的にはどんな水やりの仕方をしてもいいのですが、作物を傷めてしまったり生育が悪くなるのは避けたいですよね。

季節や栽培方法別の注意点などもありますが、共通して避けたい行為は

  • 花や葉に直接水をあてる
  • 水のやりすぎ

です。

一つずつ解説します。

花や葉に直接水をあてない

水が当たってる葉

水やりをする際は、花や葉に直接水が当たらないように行いましょう。

直接水が滴っている方がみずみずしく見えて良さそうに見えますが、作物にとってはあまりよくありません。

花に水が当たると、花粉が流れてしまって受粉の妨げになり、実が付きにくくなる原因になります。

また、葉に水がかかっていると、レンズのように太陽の光を集めて焼けてしまう「葉焼け」の原因にもなります。

作物の生育に悪影響が出てしまうことが多いので、できるだけ花や葉には水をあてないように水やりをしましょう。

水のやりすぎ

水やり

水のやりすぎも禁物です。

始めのうちは気になってどんどん水をやりたくなるけど、我慢しましょう。

植物は水分を求めてどんどん根を深くに張って行きます。

根がしっかり張れているものは強い株となって、ぐんぐん成長したくさん実をつけるようになります。

一方水が与えられすぎている株は、根を伸ばさなくても水分があるので成長が鈍化してしまいます。

結果軟弱な株となってしまうのです。

土の状態をよく見て、水が必要か必要でないかを見極められるようになりましょう。

季節に別水やりの注意点

家庭菜園での水やりは、季節によっても注意点が異なります。

特に注意が必要なのは真夏真冬です。

同じ場所でも真夏と真冬では全く環境が変わってしまうので、それぞれの季節に合わせた対応が必要になります。

真夏の昼間の水やりはNG

昼の水やり

気温が30℃を越えるような夏日の際は、気温が上がり始めるお昼前~午後に水やりをするのは控えましょう。

水やり後に気温が上がってくると、土の中が蒸し風呂状態になり根腐れの原因になります。

またホースやジョウロを外に置いている場合は、お水を入れたつもりでも、その水の水温が上がっていてぬるま湯~お湯状態になっていることも…!

蒸れて作物を傷める可能性がグッとあがります。

乾燥が気になる場合は、早朝または気温が下がった夕方以降、水がしっかり冷たくなっていることを確認してから水やりを行うようにしましょう。

真冬の夕方の水やりはNG

外の水道

冬は日が暮れた夕方以降に水やりをするのは控えましょう。

冬の夕方は気温が下がり、地表面や植物の周囲が冷える時間帯です。

水やりをすると土壌や植物に水分が残り、夜間の低温によって凍結する可能性があります。

凍結によって土壌が膨張し、根や植物組織にダメージを与えることも。

冬の期間は午前中からお昼の気温が上がる時間帯に行うようにしましょう。

水やりのコツ:プランター栽培の場合

プランター

水やりを行う前に、プランター内の土壌の湿度を確認しましょう。

土の表面が乾いている場合指を数センチ深く挿しても乾いている場合は、水やりが必要です。

土がまだ湿っている場合は、水やりをしなくても大丈夫です。

水やりをする際は、作物が均等に水分を吸収できるようにプランター全体に均一に水を与えることが大切です。

プランターの下から水が染み出して来るくらいたっぷりと水をあげましょう。

一部分だけに集中的に水をやると、根が偏って伸びたり、根腐れのリスクが高まることがあります。

植物ごとに水分要求が異なるため、栽培している野菜や植物の水やりのニーズを理解しておくことも重要です。

山藏スタッフ

水やりの頻度や量を、植物の特性や成長段階に合わせて調整しましょう。

水やりのコツ:露地・マルチ栽培の場合

露地栽培の水やり

露地栽培の場合、雨が降ったり夜露が降ったりと、作物が自然に水分を取り入れる機会も増えます。

なので、必要以上に水やりをする必要はありません。

毎日朝晩の水やりなどをしていると、かえって水のやりすぎになるかもしれないので注意です。

しばらく雨の降らない時期が続いている場合は、土壌の状態をよく観察します。

土の表面や土の中(マルチをしている場合はマルチの中も確認して)が乾燥している状態だったら、株元や畝の外側に水をやり、根が水を吸収しやすい状態にしてあげましょう。

まとめ

今回は家庭菜園初心者さんが水やりに取り組みやすいようにコツやポイントを紹介しました。

  • 花や葉に直接水をあてない
  • 水のやりすぎ注意
  • 真夏の水やりは早朝or気温が下がった夕方に行う
  • 真冬の水やりは午前中(夕方には行わない)
  • 土の状態をよく観察して、乾燥しているようならたっぷりと水やりを行う

コツやポイントをまとめましたが、作る作物や場所・地域の気候や環境によって水やりの具合は変わるので、絶対的な正解をお伝えするのは難しいです。

山藏スタッフ

あなたの家庭菜園に最適な水やりの方法を模索しつつ、より良い水やりをみつけてみてくださいね!

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この記事を書いた人

山藏農園は、飛騨高山の冷涼な環境で有機栽培トマトをはじめとする各種有機野菜を栽培・販売する農園です。
有機野菜を使った加工品の企画・販売も行っています。
安心・安全、美味しい有機農産物の生産を心がけ、さらには高機能性や食卓に彩りを添えるお手伝いの出来る農園を目指しています。

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