きゅうりの栄養と美味しさを再発見!保存法と簡単レシピも紹介




きゅうりってほとんどが水分と言われているけど、栄養ってあるの?
サラダや浅漬けなど、毎日の食卓でおなじみの「きゅうり」。
そのみずみずしさとシャキッとした食感が魅力ですが、「栄養がない」と思われがちな一面もありますよね。



でも実は、きゅうりには夏にぴったりの成分や体にうれしい栄養が詰まっています。
この記事では、きゅうりの特徴や栄養、相性の良い食材、保存方法、そして簡単レシピまでご紹介。
超身近な野菜だからこそ、あらためてその魅力を見直してみませんか?
きゅうりとは。特徴・旬はいつ?


きゅうりはウリ科の野菜で、世界中で親しまれている夏野菜のひとつ。
日本では、主にハウス栽培と露地栽培があり、露地物の旬は6月〜8月ごろです。
果実は長細く、薄い緑色の皮に細かいイボが特徴。
水分を90%以上含み、シャキッとした食感が魅力です。
きゅうりの生産量が多い地域では、品種改良も進み、肉厚で苦味が少ないものや、小ぶりでパリッとしたミニきゅうりなども出回っています。
家庭菜園でも人気が高く、比較的育てやすい野菜として知られています。
きゅうりの栄養成分


水分が多いきゅうりは「栄養が少ない」と誤解されがちですが、実は体にうれしい成分も豊富です。
主な栄養素は以下のとおりです。
- カリウム:余分な塩分を排出し、むくみをやわらげる働きが期待できます。
- ビタミンK:血液の凝固や骨の健康をサポートします。
- ククルビタシン:苦味成分のひとつ。
- 食物繊維:皮部分に含まれており、整腸をサポートするといわれます。
また、皮付きで食べることで栄養をより多く摂取できます。
色による栄養差は少ないですが、皮が濃い緑のものは光合成が活発に行われた証でもあり、新鮮な証拠といえるでしょう。
何と一緒に食べるとおいしい?


きゅうりはクセが少ない分、どんな食材とも相性が良い万能野菜です。
特におすすめの組み合わせはこちら。
- 味噌:田楽味噌やもろきゅうでおなじみ。発酵食品との相性は抜群。
- ヨーグルト:中東のサラダ「ライタ」など、乳製品とも好相性。
- ナッツ:ごまやピーナッツと合わせてコクを加えると、一気に主役級のおかずに。
- 海鮮類:タコやエビなどと合わせると、さっぱりした食感が際立ちます。
切り方ひとつで印象も変わるので、乱切り、薄切り、スティックとアレンジしてみましょう。
きゅうりの保存方法


きゅうりは鮮度が命。
買ったその日に食べるのがベストですが、保存する場合は以下の方法が効果的です。
- 冷蔵保存:乾燥を防ぐためにラップで包むか、キッチンペーパーや新聞紙で巻いてポリ袋に入れて野菜室へ。立てて保存するとより長持ちします。
- 冷凍保存:生では向きませんが、軽く塩もみして水気をしぼれば冷凍可能。解凍後は和え物やスープに活用できます。
きゅうりは低温障害に弱いので、0〜5℃以下の冷蔵庫に長時間入れると傷みやすくなる点にも注意しましょう。
きゅうりを使った簡単レシピ


きゅうりとツナのごま和え(2人分)
【材料】
- きゅうり:2本
- ツナ缶(水煮):1缶(約70g)
- すりごま:大さじ1
- 醤油:小さじ1
- ごま油:小さじ1
【作り方】
- きゅうりは斜め薄切りにしてから千切りにし、軽く塩もみして水気をしぼる。
- ボウルにきゅうり、ツナ、すりごま、醤油、ごま油を入れてよく混ぜる。
- 器に盛って完成。
【栄養の目安(1人分)】
- カロリー:約100kcal
- P(たんぱく質):6g
- F(脂質):6g
- C(炭水化物):4g



火を使わず簡単に作れるので、夏の暑い日にもぴったりの副菜です。
よくある疑問
- きゅうりの皮はむいたほうがいいですか?
-
栄養素は皮に多く含まれているため、苦味が気にならなければ皮付きで食べるのがおすすめです。
- きゅうりの苦味が強い時はどうすればいい?
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塩もみして苦味を和らげるか、水にさらすことで口当たりが良くなります。
- きゅうりの栄養って本当に少ないの?
-
水分が多いですが、カリウムやビタミンKなどの栄養素も含まれています。特に夏場の水分補給やむくみ対策に役立ちます。
まとめ
シャキシャキとした食感と爽やかな味わいで、食卓の定番ともいえる「きゅうり」。実は体にうれしい栄養も含まれていて、毎日の健康習慣にもぴったりの野菜です。
- 旬は夏、特に6〜8月が一番おいしい時期。
- カリウムやビタミンKなど、夏にうれしい栄養素が含まれる。
- 味噌、ナッツ、ヨーグルト、海鮮など、組み合わせ次第でレシピが広がる。
- 冷蔵で立てて保存が基本。すぐ食べるのが一番!
改めてきゅうりの魅力を知ることで、明日からの料理の幅がきっと広がりますよ。