もち麦とオートミールの違いは?ダイエットにはどっちがいい?
ダイエットのために主食を替えたいんだけど、もち麦とオートミールどっちがいいんだろう?
こんなお悩みの方へ、今回はもち麦とオートミールの違いは何か?ダイエットをするにはどっちがいいのか?などを紹介していきます。
もち麦もオートミールも、白米の代わりとして食事に取り入れる方が増えている印象があります。
モデルさんや身体に気を使っている有名人もSNSやテレビで発信していますよね。
けど、実際のところはっきりした違いが分からない、自分にはどっちが合っているんだろう?と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
もち麦とオートミールどっちがいい?
正直「こちらを生活に取り入れる方が良い」と結論付けるのは難しいです。
ご自身が求めているもの、なりたい身体に合わせてもち麦かオートミールかを選ぶのが良いかと思います。
もち麦とはもち性の大麦で、弾力のある食べ応えとプチプチ食感が人気です。水溶性食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのにも一役買ってくれると言われています。
オートミールとは、オーツ麦(燕麦(えんばく))を調理しやすく加工した食品です。栄養価が高く、食べ方のバリエーションも豊富なことから人気です。
どちらもダイエットや身体のことを気にしている方に人気の食材・食品です。
もち麦とオートミールの特徴をそれぞれ比較してみて、あなたが取り入れたのはどちらの食材なのかを考えていきましょう。
もち麦とオートミールの栄養成分比較
成分表
(30gあたり) | もち麦 | オートミール |
---|---|---|
エネルギー | 102kcal | 105kcal |
たんぱく質 | 3.8g | 4.1g |
脂質 | 0.5g | 1.7g |
炭水化物 | 20.4g | 20.7g |
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
参考項目:もち麦:おおむぎ/大麦めん/乾・オートミール:えんばく/オートミール 30gに換算
上記の数値で比較してみると大差ないように見えますが、詳しく見てみると
- たんぱく質はオートミールが少し高い
- 脂質はもち麦が少し低い
というのがわかります。
炭水化物の中には食物繊維も含まれています。
この食物繊維、もち麦とオートミールでは含有量の割合が違っていて
(30gあたり) | もち麦 | オートミール |
---|---|---|
水溶性食物繊維 | 1.08g | 0.96g |
不溶性食物繊維 | 0.81g | 1.86g |
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
参考項目:もち麦:おおむぎ/大麦めん/乾・オートミール:えんばく/オートミール 30gに換算
- 【もち麦】水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=約2:1
- 【オートミール】水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=約1:2の割合
です。
水溶性食物繊維は消化吸収がゆっくりで腸内環境を整えてくれる役割があると言われており、不溶性食物繊維は、腸の動き(蠕動運動)を活発にし、便秘解消などに有効と言われています。
どちらも身体を整えるためには嬉しいですね。
もち麦とオートミール食べ方の違い
もち麦とオートミールでは食べ方にも違いがあります。
もち麦は主に、白米と一緒に炊いて食べるのが一般的です。
もち麦だけで炊飯して食べるという選択肢もありますが、お米と一緒に炊いている方が多いのではないでしょうか
もち麦単体を茹でて食べるというのもあります。
もち麦を生で食べるというのはあまり聞かないですね。
オートミールは、水や牛乳でふやかして食べることが多いです。
牛乳やヨーグルトなどにオートミールやフルーツを一緒に入れて混ぜ、一晩寝かして朝食べるといった【オーバーナイトオーツ】や、お粥をつくる要領で米ではなくオートミールを使用する【オートミール粥】などの食べ方があります。
お湯でもサッとふやけるので筆者はお吸い物の元と一緒にお湯をかけ、3分ほど待ってお粥状態で食べることが多いです。
ドライフルーツと合わせ牛乳をかけてシリアルのように食べる【ミューズリー】もあります。
もち麦もオートミールも、それ単体ではあまり味はないので他の食材と調理したりトッピングに使用したりすることが多いですね。
なので、ダイエットのことを考えると一緒に調理する食材のカロリーも考えないといけないです。
オートミールがもち麦よりカロリーが低いからという理由で選択しても、ドライフルーツがたくさん入ったミューズリーを作ってしまうと、結果的にもち麦よりも多くのカロリーを摂取することになってしまいます。
もち麦も白米と一緒に炊くのであれば、白米のカロリーを考慮して食事をつくらないと、思っている以上にカロリーを摂取してしまう可能性もあります。
一口にダイエットといっても様々はやり方がありますから、どっちの方がいいとは言い切れませんが、
- 水溶性食物繊維をしっかり摂って、腸内環境を整えながら取り組みたい
- とにかくカロリーを減らしつつ、ササっと調理できるものがいい
など、あなたの取り組みたいダイエットを助けてくれるのはどっちの食材なのかを考えて選んでみてはいかがでしょうか。
日本人の口に合うのは、もち麦?
筆者個人的には、日本人の口にあって習慣化しやすいのはもち麦の方かなと思ったりしています。
もち麦はご飯(白米)と一緒に炊くと、違和感なく食卓に溶け込むことができるからです。
外国ではオートミールをミルクで炊いたものを朝食に食べたりするそうです。
オートミールは水分を含ませるとふやけてドロドロになっていきます。
ドロドロ系の食べ物って、抵抗なく食べられる方もいますが、苦手な方も結構いますよね。
ホームステイなどで朝食にオートミールを出されたけど、苦手になったという日本人留学生も多いそうです。
もち麦なら白米と一緒に炊いて、ちょっと歯ごたえのあるご飯として食べることができ、日本のお惣菜との相性も良いので、比較的習慣化して食べやすいのはもち麦の方かなと思います。
まとめ
今回はもち麦とオートミールの違いは何か?ダイエットをするにはどっちがいいのか?などを紹介しました。
もち麦…もち性の大麦
オートミール…オーツ麦(燕麦(えんばく))を調理しやすく加工した食品
- たんぱく質はオートミールが少し高い
- 脂質はもち麦が少し低い
- もち麦は水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=約2:1
- オートミールは水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=約1:2の割合
どちらがダイエットに良いかは、目指す身体やご自身の生活習慣によって変わってきます。
ただ、言えるのはもち麦やオートミールを食べるからといって必ず痩せるというものではありません。
摂取カロリーや栄養素、生活や運動に伴うカロリー消費などのバランスをしっかり考えて、無理なく継続することでだんだんと身体は変化していくと思います。
ご自身の生活を見つめなおす一助として、主食を変えてみるというのはアリかもしれません。
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