もち麦の一日の摂取量は?どのくらい食べたらいいの??
もち麦を食べ始めたんだけど、実際のところ一日の摂取量ってどうなの?どのくらい食べればいいの?
今回はこんなお悩みの方に向けて、もち麦の一日の摂取量の目安やどのくらい食べるのがベターなのかを紹介していきます。
足らなさ過ぎても食べ過ぎても、もち麦の良さを最大限に発揮できない可能性があるので、よりベターな摂取量の目安をわかっておいて、生活に取り入れるのがいいですよね。
是非参考にしてみてください^^
もち麦一日の摂取量は食物繊維から考える
もち麦は食物繊維量が豊富な食べ物ですので、食物繊維の摂取量から一日のもち麦の摂取量を考えていきましょう。
私達現代の日本人は、食物繊維が不足していると言われています。
かつては穀物をたくさん食べていた日本人ですが、戦後の食文化の欧米化によってパンやパスタなどの主食が多く食べられるようになり、穀物を食べる量が減ったことも要因の一つとして考えられています。
厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、一日あたりの食物繊維摂取目標量は
- 男性:約21g以上
- 女性:約18g以上
です。
これに対して「平成30年国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の方が一日に摂取している食物繊維は
- 男性:15.3g(平均値)
- 女性:14.7g(平均値)
でした。
つまり、一日あたり4~6gほど食物繊維量が不足しているということになります。
もち麦には50g(大さじ約3杯半)あたり約5gの食物繊維が含まれています。
白米1合+もち麦50gを合わせて炊いて、一日2回に分けて食べれば不足している食物繊維を補うことができます!
きのこの炊き込みご飯やサツマイモごはんなどにするとより食物繊維量がアップします!
ちなみにもち麦の食物繊維の中には身体によいと言われている水溶性食物繊維・その中でもβ-グルカンが多く含まれています。
β-グルカンも日本人が一日に約3g摂取することで血中コレステロール濃度の低下や内臓脂肪低減などの健康維持につながるということが研究で明らかにされています。
もち麦を50g食べることでβ-グルカン約3gもクリアするので、一石二鳥ですね!
もち麦ごはんが食べづらい場合
もしも、もち麦を50g入れてご飯を炊飯し、「ちょっと食べづらいな…」と思ってしまったら、他の方法もあります。
例えば、、、
- 白米1合もち麦30g(大さじ2杯)+茹でたもち麦20gをスープに入れる
- 白米1合もち麦15g(大さじ1杯)+茹でたもち麦20gをスープに+茹でたもち麦15gをサラダにかける
など、工夫次第でもち麦料理のバリエーションを増やしていくこともできます。
あらかじめ茹でたもち麦を冷凍保存しておくと、スープにポンと入れるだけでOKですし、自然解凍したものをサラダにかけるのも簡単ですよね。
ハンバーグの中に入れたり、餃子の中に入れたり、可能性は無限大!
ご自身のとりやすい方法でもち麦を食べてみてくださいね!
もち麦を一日2回食べるならどのタイミングがおすすめ?
実際に白米1合ともち麦50gを炊いて、2つのおにぎりを作ってみました。
コンビニおにぎりくらいのサイズ感で、ほどよいボリュームです。
この量を一日2回に分けて食べればOKなので、すぐに生活に取り入れることができそうですよね!
では、食べるタイミングはどうすればよいでしょうか?
朝?昼?晩??
おすすめは朝と昼です!
夜は活動量も少ないですし、ご飯を食べても寝るだけなので、カロリーを摂取しても消費されにくいんですよね。
朝と昼だと日常生活の中でもそれなりに動きがあると思いますのでカロリーも消費されますし、もち麦には「セカンドミール効果」も期待できるので、タイミング的にはベターかと思います!
セカンドミール効果についてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので是非ご覧ください。
セカンドミール効果:始めにとった食事(ファーストミール)の次にとる食事(セカンドミール)の血糖値の上昇を抑制してくれる効果。
まとめ
今回は、もち麦の一日の摂取量の目安やどのくらい食べるのがベターなのかを紹介しました。
- もち麦は一日50gを目安に摂取することで、日本人に不足していると言われている食物繊維量を補うことができる!
- 白米1合+もち麦50gで炊き上げれば、2つに分けて一日2回食べればOK!
- もち麦の割合が多くて食べにくいと感じる場合は、ご飯に入れる割合を少なくして、スープやサラダにトッピングするのもアリ!
- もち麦を一日2回食べるタイミングは、朝と昼がおすすめ!セカンドミール効果も期待できる!
食物繊維をしっかり摂ることで腸内環境も整い、身体にとって嬉しいことがとっても多いです!
是非もち麦を生活に取り入れて、健やかな毎日にお役立て下さいね!