もち麦と玄米の違いは?どっちを選べばいいの?
主食をもち麦か玄米に変えたいと思っているんだけど、どっちがいいのか迷っています…!
今回はそんなお悩みの方に向けて、もち麦と玄米の違いや、どっちを選べば良いのかについて紹介していきます。
もち麦も玄米も、お米の代わりに食べるものとして世間一般に知られるようになりました。
どちらも良い食品ですが、ちゃんと違いを理解して、ご自身の目的や求めているものに合わせて選ぶことができるとより良いですよね。
もち麦か玄米か、あなたの選び方の参考になれば幸いです。
もち麦と玄米の違いは?
もち麦と玄米は、そもそも植物が違います。
もち麦とは、もち性の大麦の外皮を取り除いたものです。ぬかや胚芽を取り除いて売られているものも多いですが、精白する具合は販売者によって差があることもあります。
弾力のある食べ応えとプチプチ食感が人気です。
玄米とは、稲の実からもみ殻だけを取り除いた状態のものです。
ここから更にぬかや胚芽を取り除くと一般的に白米と言われる状態になります。食感は固めで、ぬか特有の香ばしい香りも特徴的です。
もち麦と玄米はどっちがいい?
もち麦と玄米、どっちを食べる方がよいかというのは一概に言うことはできません。
あなたが何を目的にもち麦や玄米を食べようとしているのかにも寄ってきます。
例えば、ビタミンやミネラルもしっかり摂りたいと思うなら、玄米は豊富に含んでいます。
食物繊維をしっかり摂りたいと思うのであれば、もち麦の方が食物繊維の量が遥に多いです。
ご自身が何故もち麦・玄米を摂りたいのかを明確にしてみましょう。
もち麦と玄米の栄養成分比較
以前までこちらの項目にもち麦と玄米の栄養成分表を表示していましたが、取りやめました。
なぜなら、もち麦も玄米も炊飯前と炊飯後でカロリーなどの数値が変わってくるからです。
また、炊飯時の水分量・食べ方などによっても数値が変わってきます。
もちろん品種や各メーカーの製造の過程、表示の仕方によっても差が出てきます。
なので、実際に消費者の皆さんが食べる時点での目安となる数値を表示するのはなかなか難しいという結論に達しました。
一応一般的な数値の指標としては文部科学省の「 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 」に記載されているので、気になる方は調べてみてください。
ただこちらの数値も「一般的なもの」なので、炊飯・ゆで方・食べ方などによって変化すると考えておくのが無難です。
もち麦・玄米の特徴として
- もち麦…食物繊維が豊富
- 玄米…ビタミン・ミネラルが豊富
があげられ、確かにそうではありますが、こちらも炊飯前と炊飯後では増減があると考えられます。
もち麦と玄米どっちを食べようか迷っていてカロリーなどが気になる際は、購入を検討している商品の栄養成分表を確認して、炊飯後にどう変化するかなどもあわせて検討してみてくださいね。
もち麦と玄米の食べ方の違い
もち麦も玄米も、どちらもお米などの主食の代わりに食べられることが多いです。
もち麦は白米と一緒に炊飯して混ぜて食べることが多いです。玄米は10割玄米で炊飯している方も多くいらっしゃいますね。
もち麦に関しては、茹でたもち麦をサラダやスープにトッピングするなどをして食べる方もいらっしゃいます。
玄米は炊飯して食べるのがメジャーでしたが、最近ではローストした玄米をトッピング用として販売しているメーカーもあり、食べ方のバリエーションも広がってきたように感じます。
女性におすすめなのはもち麦かも
もち麦・玄米ともにそれぞれ良いところがたくさんありますが、筆者が女性におすすめしたいのはもち麦の方です。
理由としては、2つあります。
- 食物繊維が豊富で腸内環境を整えるのに向いているから。
- 玄米は鉄や亜鉛を体内から排出してしまう可能性があるから。
女性はホルモンバランスに影響されやすく、自律神経の乱れが生活に大きく影響してきたりします。
腸内環境が乱れてくると免疫力も下がり、便秘や下痢など腸に不調が起こります。この不調は副交感神経の働きも悪くしてしまい、自律神経も乱れてくる可能性が上がります。
腸と自律神経って連動している様な関係性と考えられますね。
もち麦を食べ、多くの食物繊維を摂取して腸内環境を整えることで、よりいきいきした生活を目指すことができます。
また、玄米にも身体に良い栄養はたくさん含まれていますが、フィチン酸という成分も含まれています。
フィチン酸は体内のミネラル(鉄・亜鉛など)と結合し、体外に排出してしまうという研究結果があります。
このフィチン酸の特徴のせいで健康被害が出たという報告はないそうですが、あまりにも貧血の酷い方や生理が重くて出血量の多い方などは控えておくのが無難かもしれません。
もち麦にはそういった特徴はありませんので、貧血の方には丁度よいかもしれませんね。
まとめ
もち麦と玄米の違いや、どっちを選べば良いのかについて紹介しました。
- もち麦…もち性の大麦
- 玄米…稲の外皮を取り除いたもの
- もち麦は食物繊維が豊富
- 玄米はビタミン・ミネラルが豊富
- もち麦は白米と混ぜて食べる方が多い。玄米は玄米のみ食べる方も多い
もち麦と玄米はどちらも栄養価が高くすばらしい食べ物です。
あなたが目指す身体や健康に摂ってどちらがより良いかを栄養成分や特徴などから考えて選んでみてください。
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