バジルとは?特徴や食べ方・レシピを紹介!

料理の仕上げに添えるだけで、ふわっと香る清涼感。
イタリアンには欠かせない「バジル」は、見た目の可愛らしさだけでなく、食欲をそそる香りと爽やかな風味が魅力のハーブです。
でも、



スーパーで見かけるけど使い方がわからない…育ててみたいけれど保存方法が難しそう…
そんな声も少なくありません。



バジルのことをもっと知れば、いつもの料理がもっと楽しく、もっと豊かになるはず。
この記事では、バジルの特徴や旬、栄養、保存のコツまで、やさしく丁寧にご紹介。
カシューナッツを使ったジェノベーゼソースのレシピもあるので、初めての方でも気軽に活用できます。
キッチンで育てるグリーンの一葉が、暮らしにちょっとした彩りと心地よさをもたらしてくれるかもしれません。
そんなバジルの魅力を、一緒にのぞいてみませんか?
バジルとは?特徴や旬について


バジルはシソ科の一年草で、イタリア料理を中心に世界中で愛されている香草です。
主に葉の部分を利用し、爽やかでスパイシーな香りとわずかに甘みを感じる風味が特徴です。
バジルにはいくつかの種類がありますが、日本でよく見かけるのは「スイートバジル」。
ほかにも「ホーリーバジル(トゥルシー)」「レモンバジル」「パープルバジル」などがあり、香りや用途が異なります。
旬は6〜9月頃。特に夏の暑い時期にぐんぐん育ち、香りも強くなります。
バジルの栄養成分と種類による違い


バジルは見た目の可愛さや香りの良さだけでなく、栄養面でも優れています。
主な栄養成分
- β-カロテン(体内でビタミンAに変換):抗酸化作用が期待される
- ビタミンK:骨の健康に関わる
- ビタミンE・ビタミンC:抗酸化ビタミン
- カルシウム・マグネシウム:ミネラルバランスに貢献
乾燥バジルでは栄養が凝縮され、ビタミンKやカルシウムが豊富になる一方、生バジルはフレッシュな香りと彩りが魅力です。
色による違い
- 緑色の「スイートバジル」…最も一般的で、香りと味のバランスが良い。
- 紫色の「パープルバジル」…やや渋みがあり、サラダに使うと色合いが華やかに。
- 白っぽい斑が入った「グリークバジル」など…香りや葉のサイズが異なります。
色や種類で栄養成分に大きな差はありませんが、風味や料理への使い方に違いが出ます。
何と一緒に食べるとおいしい?バジルの相性


バジルはその香りを生かすことで、さまざまな食材を引き立てます。特におすすめの組み合わせは以下の通りです。
- トマト × バジル
王道コンビ。サラダ、カプレーゼ、パスタ、どれも間違いなし。 - モッツァレラチーズ × バジル
チーズのコクをバジルがさっぱり引き締めます。 - オリーブオイル × バジル
香りを油に移すことで、炒め物やドレッシングの風味アップに。 - 鶏むね肉 × バジル
淡白な鶏むね肉に香りを加えることで、食欲をそそる一皿に。
バジルは生のまま使うことで香りが最も引き立ちますが、ソースや加熱調理に使うのもおすすめです。
バジルの保存方法
フレッシュバジルは香りが飛びやすく、日持ちが短いため、保存方法を工夫するのが大切です。
水に差す


切り口を水に浸けてコップに立て、葉にはラップをふんわりかけて常温保存(夏場は避ける)。3日程度の保存に適しています。
冷蔵庫で保存
濡らしたキッチンペーパーで包み、タッパーや保存袋に入れて冷蔵庫へ。こちらも3日程度で使い切るのが理想です。
冷凍保存
バジルの葉をよく洗って水気をふき、刻んでオリーブオイルと一緒に冷凍。香りはやや落ちますが、炒め物やソースに活用できます。
バジルを使った簡単レシピ:カシューナッツのジェノベーゼソース


松の実の代わりにカシューナッツを使うことで、まろやかで優しい味に仕上がるジェノベーゼソースです。
材料(2〜3人分)
- バジルの葉:20g
- カシューナッツ(無塩):20g
- にんにく:1/2かけ
- 粉チーズ:10g
- オリーブオイル:大さじ2〜3
- 塩:ひとつまみ
作り方




- バジルの葉はよく洗い、水気をしっかり取る。
- 全ての材料をフードプロセッサーに入れて、滑らかになるまで撹拌。
- 保存容器に入れ、冷蔵庫で3〜4日保存可能。
カロリー・PFCバランス(全量:約230kcal)
- たんぱく質:約5.5g
- 脂質:約21g
- 炭水化物:約4g
パスタに和えたり、パンに塗ったり、蒸し鶏に添えたりと応用がきく万能ソースです。





パスタに和えたら絶品でした!
よくある質問(Q&A)
- バジルの花が咲いたけど使える?
-
花が咲くと葉が固くなり、香りも落ちます。花は観賞用として楽しみましょう。摘芯して葉を優先的に使うのがおすすめです。
- バジルは室内でも育てられますか?
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日当たりと風通しが良ければ可能です。窓辺でプランター栽培もできますが、夏は蒸れに注意してください。
- バジルの苦味が気になるときは?
-
葉の先端を選んで使う、オイルやナッツと一緒に調理することで、まろやかになります。
まとめ
バジルは香りと彩り、そして使い勝手の良さを兼ね備えた魅力的なハーブです。
特に有機栽培で丁寧に育てられたバジルは、安心して食卓に取り入れることができます。
- スイートバジルは最も一般的で料理の幅が広い
- 栄養価が高く、抗酸化ビタミンも含まれる
- トマトや鶏むね肉との相性抜群
- 冷蔵・冷凍保存で香りをキープ
- カシューナッツで作るジェノベーゼソースも簡単!
気軽に使えて奥が深いバジル。ぜひ日常の食卓に取り入れて、香り豊かなひとときを楽しんでくださいね。