もち麦のメリットとデメリットを徹底解説!食物繊維にはどんな働きがある?
もち麦を生活に取り入れたいけど、メリット・デメリットを知りたいな
もち麦は、健康志向の方々やダイエットを目指す方に人気のある食品です。
豊富な食物繊維や低GI食品としての特性から、腸内環境の改善や血糖値の安定化に役立つとされています。
しかし、すべての食品にメリットとデメリットがあるように、もち麦にも注意点があります。
本記事では、もち麦の良い点と気を付けるべき点を分かりやすく解説し、効果的に日常生活へ取り入れる方法を提案します。
もち麦を正しく活用し、健康的な食生活を目指しましょう!
もち麦とは?
まずはもち麦の基本的な情報と他の穀物との違いをみていきましょう。
もち麦の基本情報
もち麦は、大麦の一種で、特に水溶性食物繊維「β-グルカン」が豊富に含まれることで知られています。
この成分は、腸内環境の改善や血糖値の安定に役立つとして注目されています。
また、もち麦はもちもちとした独特の食感が特徴で、白米や他の穀物と合わせて使いやすい食品です。
スーパーやネットショップで簡単に手に入るため、日常的に取り入れやすい点も魅力です。
他の穀物との違い
もち麦は白米や玄米と比較して、食物繊維の含有量が圧倒的に多い点が特徴です。
白米にはほとんど含まれない水溶性食物繊維が、もち麦には豊富に含まれています。
また、玄米よりも柔らかく炊きやすい点も魅力で、クセのない味わいがさまざまな料理に適しています。
もち麦のメリットとは?
もち麦を生活に取り入れるメリットとして代表的なものは3つあり
- 食物繊維の豊富さ
- 低GI
- 栄養素が豊富
などが挙げられます。
一つずつ見ていきましょう。
腸内環境を整える食物繊維の効果
もち麦に含まれる食物繊維の量は非常に多く、特に水溶性食物繊維「β-グルカン」は腸内の善玉菌を増やす働きがあります。
この作用により、便秘の改善や腸内フローラのバランスを整える効果が期待されます。
また、腸内環境が整うことで、免疫力の向上にもつながる可能性があります。
血糖値の急上昇を抑える低GI食品の特性
もち麦は低GI食品として知られています。
GI値が低い食品は、食後の血糖値の急激な上昇を抑え、エネルギーが安定して供給されるため、満腹感が持続しやすくなります。
これにより、間食や過食を防ぎ、ダイエットにも効果的です。
もち麦はセカンドミール効果が期待できることでも知られていますよ!
セカンドミール効果とは…
1食食べると2食目後の血糖値上昇まで抑えてくれるはたらきのこと。
ダイエットや健康管理に役立つ栄養素
もち麦は低カロリーでありながら、食物繊維の他にも
- たんぱく質
- カリウム
などの栄養素が豊富に含まれています。
もち麦には白米の約2倍程度のたんぱく質が含まれています。
たんぱく質は筋肉はもちろん、皮膚や髪の毛などの体の組織形成に必要なもの。ホルモンや免疫物質に材料にもなり、しっかり取り入れたいですよね。
またカリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する働きをし、むくみの軽減や血圧管理に役立ちます。
これにより、健康的な体づくりや生活習慣病の予防にも役立ちます。
もち麦のデメリットとは?
メリットがあるということは、デメリットもあります。
ここではもち麦のデメリットも紹介していきますね。
- 食べすぎによる消化不良
- アレルギーの可能性
- 食感や風味は好みが分かれる
一つずつ見ていきましょう。
食べ過ぎによる消化不良のリスク
もち麦は食物繊維が多いため、一度に大量に摂取すると消化器官に負担をかけ、腹痛やガスが溜まる原因になる場合があります。
特に、普段食物繊維をあまり摂取していない方は、少量から始めることをおすすめします。
白米1合に大さじ1杯のもち麦から始めてみると良いと思います!
特定のアレルギーや体質への影響
もち麦は、小麦のアレルギー物質である「グルテン」をほとんど含みません。
ですが、大麦であるもち麦は小麦に見た分子構造を持つたんぱく質を持っているので、小麦アレルギーの方は、アレルギー症状を引き起こしてしまう可能性はあります。
アレルギー体質の方は、摂取前にかかりつけの医師に相談してみるなどするとよいでしょう。
アレルギーについてはこちらの記事でも詳しくまとめているので参考にしてみてください。
食べ方による味や食感の好き嫌い
もち麦の独特の食感や風味は好き嫌いが分かれることがあります。
麦臭さを感じる方や、プチプチ感が嫌いという方は一定数いらっしゃいます…
炊き方や調理法によっては食べにくいと感じる方もいるため、好みに合う調理法を見つけることが大切です。
もち麦の美味しい食べ方
参考までにもち麦のおいしい食べ方も紹介しておきますね!
白米に混ぜて炊く基本レシピ
白米1合に対し、もち麦大さじ1杯を混ぜて炊くだけで、簡単に栄養価の高いもち麦ご飯が完成します。
炊飯器で炊くだけなので、手軽に取り入れられます。
サラダやスープへの活用
茹でたもち麦をサラダにトッピングしたり、スープに加えることで、食感と栄養価をアップできます。
トマトやキュウリと合わせると彩りも鮮やかに仕上がります。
サラダのシャキシャキの中にもち麦もモチプチ食感がプラスされて、満腹感もあり、おすすめです!
ヘルシースイーツのアイデア
もち麦を茹でて冷やし、ヨーグルトやフルーツと合わせれば、簡単でヘルシーなデザートに。
蜂蜜やシナモンを加えて味をアレンジしても美味しいです。
アサイーボウル風にして食べるのも超オススメ!
もち麦を取り入れる際のポイント
もち麦のメリットを享受するには、生活の中に自然と取り入れて日常化させていくことが大切です。
そのために
- 注意すべき摂取量
- 長続きさせるためのコツ
を知っておきましょう!
初心者が注意すべき摂取量
初めてもち麦を食べる場合は、1日に50g程度から始めるのが目安です。
摂取量を徐々に増やすことで、腸内環境を整えつつ消化器官への負担を軽減できます。
ご飯には1合あたり小さじ1杯(15g)~小さじ2杯(30g)程度から始める、サラダには30g入れるなど、少しづつ初めていくのが良いですね!
長続きさせるための簡単な活用法
毎日のご飯に混ぜる、茹でて冷蔵保存しておくなど、調理の手間を減らす工夫を取り入れると、もち麦生活を無理なく続けられます。
もち麦の茹で方や保存方法をこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
まとめ
もち麦には、腸内環境を整える食物繊維や、血糖値を安定させる低GI食品としての特性など、健康に役立つメリットが多くあります。
一方で、摂取量やアレルギーには注意が必要です。
正しい知識と調理法で生活に取り入れることで、もち麦の良さを最大限に活用し、健康的な食生活を実現しましょう!